PMBOK第6版とシステム開発工程の関係を理解する⑦
~【運用保守】成果物・システム開発工程・PMBOKプロセス対応表~
📘 運用保守で作成・管理する成果物一覧
システムはリリースしたら終わりではありません。
運用保守では、
- 安定稼働
- 障害対応
- 変更管理
- 利用者サポート
- 継続的改善
を目的として、多くの運用成果物を作成・維持します。
PMBOK第6版では「運用保守」はプロジェクト外(運用組織の活動)として扱われますが、プロジェクト終結時には運用へ適切に引き継ぐことが重要です。
■ おすすめ教材
【書籍購入紹介(AMAZON)】
PMBOK第6版を購入したい場合は→ プロジェクトマネジメント知識体系ガイド PMBOKガイド 第6版(日本語)
第6版の補足資料として、この辺も見てみるとわかりやすいかと思います。→図解即戦力 PMBOK第6版の知識と手法がこれ1冊でしっかりわかる教科書
→図解入門 よくわかる 最新 PMBOK第6版の基本
PMBOK第7版を購入したい場合は→ プロジェクトマネジメント知識体系ガイド(PMBOKガイド)第7版
📋 運用保守で作成・管理する成果物
| ドキュメント(成果物) | システム開発工程 | 内容 | 主に関連するPMBOK第6版プロセス | プロセス群 | 主な目的 |
|---|---|---|---|---|---|
| 影響度確認資料 | 運用保守 | システム変更・障害・インシデント時の影響範囲を評価する資料 | リスクの特定/定性的リスク分析/リスク対応の計画 | 計画 | 障害や変更が業務・利用者・システムへ与える影響を評価し、適切な対応優先度を決定する |
💡 運用保守で重要なポイント
運用保守では、新しい成果物を作るだけではなく、既存成果物を継続的に更新・維持することが重要です。
例えば、
- 業務運用マニュアル
- 操作マニュアル
- 障害対応手順
- 問合せ対応手順
- 保守契約
- バックアップ手順
- 運用スケジュール
などは、システム変更や運用改善に合わせて更新され続けます。
📌 PMBOK第6版との関係
PMBOK第6版では、運用保守そのものはプロジェクト外の活動として扱われます。
しかし、プロジェクトでは、
- 運用へ円滑に引き継ぐこと
- 必要な成果物を整備すること
- 運用部門が継続して管理できる状態にすること
が重要な成果となります。
そのため、運用保守に関係する成果物は、PMBOK第6版では主に以下のプロセスと関係します。
- プロジェクト作業の指揮・マネジメント
- 品質マネジメント
- プロジェクト知識のマネジメント
- リスクの特定
- 定性的リスク分析
- リスク対応の計画
- プロジェクトまたはフェーズの終結(運用部門への正式な引継ぎ)
✨ まとめ
運用保守は「システムを維持する工程」ではなく、システムを継続的に価値ある状態で利用し続けるための活動です。
プロジェクトの成果は、リリースした時点ではなく、運用部門へ適切に引き継がれ、安定して利用されて初めて完結すると言えます。
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