システムでは要件定義と混同しがちですが、違いは以下の通りです。
👉正確な定義(一般的なシステム開発工程における区別)
項目 | 要求定義(Requirement Definition) | 要件定義(Requirement Specification) |
---|---|---|
目的 | 利用者・業務部門の**「やりたいこと・困っていること」**を明確化 | 要求をもとに、システムに必要な機能や仕様に落とし込む |
対象 | 業務ユーザー、経営層、業務プロセス | システム、開発チーム、アーキテクチャ |
成果物 | – 業務要求一覧 – 現行業務分析(As-Is) – 改善業務案(To-Be) – 業務課題リスト | – 要件定義書 – 機能一覧 – 非機能要件 – ユースケース定義 – データ定義など |
担当者(主) | ビジネスアナリスト、業務コンサル、上流SE | システムエンジニア、アーキテクト、PM |
補足 | “要求”は曖昧なまま出てくることが多いためヒアリングや業務分析が重要 | 実装可能な形にするために要件の整理・妥当性検証が求められる |