ChatGPTでRAGを利用しての利用シーンについて

一般に周知され始めましたが、ChatGPTでRAGを利用して利用方法は、以下の様なものがあります。RAGを利用しなくともいいかとは思いますが、社外に機密情報が流れてしまうリスク等がありますので、自社用のRAGを構築することが妥当でしょう。みなさんが利用しやすいコマンドプロンプトベースの利用の場合は、情報をOPENAI側が閲覧してしまう可能性がある様です。

💻 1. 社内ナレッジベース検索(FAQ・手順・マニュアル)

利用目的:

  • 社員・オペレーターが社内ドキュメントを自然言語で検索。
  • 質問に対して正確な社内ルールや文書からの回答を得る。

主な事例:

  • ヘルプデスク自動応答(IT部門、カスタマーサポート)。
  • 社内規定・業務手順書の検索AI(マニュアルAI)。
  • 保険会社の「約款+FAQ」検索AI。

💻 2. 契約書・仕様書・技術文書レビュー補助

利用目的:

  • 文書をアップロードしてAIにレビュー/要約させる。
  • 条項の比較やリスクチェックを自動で補完。

主な事例:

  • 法務部門での契約書レビュー。
  • SIerや開発会社における仕様書チェック・変更影響範囲提示。

💻3. ソースコードベースのドキュメント生成・QA

利用目的:

  • コードから設計書や説明文書をAIで生成。
  • 逆に設計書からコードの骨組みを生成する支援。

主な事例:

  • オフショア開発での設計書チェック・QAツール。
  • システム更改時のレガシーコード解析と仕様抽出。

💻 4. 業務手順や業界特化QAボット

利用目的:

  • 特定業界(医療/建設/製造/自治体など)の知識を補完。
  • ユーザーが専門的質問をしても自然に回答されるよう補強。

主な事例:

  • 医療用語や診療報酬点数の問い合わせ対応。
  • 建設業における工事管理手順・法令対応チャット。

💻 5. 社外向けドキュメント検索サービス

利用目的:

  • Webサイト上で技術文書やヘルプページの検索を強化。
  • 従来のキーワード検索より精度の高いQA体験を提供。

主な事例:

  • SaaS企業のユーザー向けドキュメントAIサポート。
  • 製品マニュアル・リリースノート自動応答。

是非、色々と可能性がありますので、お試しあれ。

私の組織(オフィス秋田)でも、この辺の対応をしています。何かあれば、当ブログからでも相談くださーい。

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